2014年04月03日

私の桜

と、密かに(勝手に)思っている桜があります。
本当の所有者は別にいるのですが。

まだ子供達が小さい頃、桜見物にも仕事が忙しく連れていってあげられませんでした。
仕事を少しだけ早めに切り上げても、行けるのは近場だけ。
温山荘にも、夕方よく行きました。

そんな時に、多くの桜が綺麗に咲いている山を見つけ、ここなら誰も来そうにないし良さそうと思い、
その場所まで行ったのですが、私有地でしたので長居も出来ずあきらめたのです。
それから、その桜は遠くから眺めるだけでした。

5年くらい前、偶然にもその桜の真下にある畑を貸してもらうことになり、
春には、桜を見ながらの農作業は楽しいものになりました。
3年前、その畑の隣、桜が咲いている山のふもとの借家が空いているのを見つけ、
そこに引っ越ししてしまいました。(自宅を仕事場に代えてしまって)

50年以上前に建った古い家です、サッシなんて入っていません、木の窓です。
冬は寒いし、ムカデや蛇は多いし困ったことの多い家ですが、
春は、沢山の桜がある。
夜帰ると、玄関の明かりがついてなくても桜が「ふわあ」とほの白く見えて、明るい。
朝起きると、朝焼けのなかの桜は血色良い肌色に見えて、「今日もがんばろ」って気にしてくれる。。
桜吹雪の頃は、犬の散歩はとても楽しいものになります。

偶然が続いて重なって、今その桜とともに毎日があって、桜が呼んでくれたように思っています。











  


Posted by ごもん at 21:48Comments(0)